バッテリの容量 その2

※今回のネタを使った結果は、自己責任です。

今回は、まずバッテリを充電してみました。

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0.1C 約500mAぐらいで充電 1A流しても保護回路は働かず(そんな回路あるの?)1Cで充電もOKか?と思うが4Aも流す度胸はありません!

数時間で充電は終わりました。電池に保護回路があるのか?気がついたら電流が流れておらず 保護回路でセル回路が遮断されたと判断します。
ちなみに安定化電源を切り 再度電圧をかけると電流は流れますが 数秒で電流が流れなくなります。 保護回路効いてます(^ー^)

 

では、放電を行い容量を測定しよう となりますが放電条件は何がいいのか悩みました。単純で計算しやすい定電流放電に決めました。

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オペアンプを使った定電圧→電流制御回路でFETはNch IRFPE50です。よくある定電流回路です。バッテリの電流が流れるとR1の端子間に電圧が発生し1A流れると 1A*1Ω=1Vとなります。この電圧を監視しFETのゲートからドレイン・ソース電流を制御します。オペアンプですが 3番+端子入力 2番-端子帰還ですので非反転増幅回路の構成となっています。

この構成ですと、3番+端子に入れた電圧が1番出力端子の電圧を経由して2番-端子に同じ電圧が出てきます(同電位)。 オペアンプは2番端子を一生懸命に3番端子と同じ電圧にしようとしてる感じです。
今回の場合、2番端子にR1が直接つながっていますので 3番端子に設定した電圧に2番端子も すなわちR1の電圧を固定化できるので 電流を固定化できる仕組みになります。(FETがなければ 1+(100k/1)=10001倍のアンプ)

オペアンプの電圧が5Vになっていますが、5Vではオペアンプの出力が3.7Vぐらいしか出ないため FETをONできず12Vで使用しました。

 

では放電~

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次回は、このバッテリの放電時間を計ってみましょう。

 

※今回のネタを使った結果は、自己責任です。
     内容に間違いや そんなにビビらなくていい等、情報ありましたらお教えお願いします。

 

バッテリの容量 その1

※今回のネタを使った結果は、自己責任です。

ガラクタからリチュウムイオン電池が出てきましたので 何かに使えないかと模索をしておりましたが そもそもこの電池が十分使えるかどうか?気になりまして 電池の容量を知る方法があるのか挑戦しました。

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7.4Vは判りますが 4600mAh/34Whの意味はなんなのでしょうか?

単純計算いきますと、4.6Aを1時間流せると考えがちですが そんな(時間)に流せるはずもないのは鉛電池で経験済みですので1/10ぐらいの電流を流すと 約10時間近く流せるぐらい程度と思います。 要は、少しずつ流すと電池は長持ちする。(よく似たのがドラえもんの漫画で2回ほど見たことあるな~)


ちなみに 充電・放電する云々で「1Cとか0.1C」の表記が見られますが このバッテリでの条件では 1Cで充電となると4.6Aで充電 0.1Cで充電となると0.46Aで充電となり 放電も同じ事で上の1/10で放電は、0.1Cで放電になります。


リチュウムイオン電池ですが 今のところ 乾電池のような円筒型とレトルトパックのようなタイプ、リチュウムイオンポリマー電池と言うタイプがあるようで 最近は後者の方が多いように見られます。 

ネットで調べましたが・・・
・電池の最小単位(1セル)は3.7V
・満充電判断はセル間の電圧で4.2V
・容量ゼロ判断はセル間電圧で2.7V
となっているようです。特に満充電・容量ゼロ判断は重要で 間違えると爆発・火災事故のリスクが発生しますので要注意です。

 

今回ガラクタから発見されたバッテリですが 円筒型のセルで2個直列でそれを2個並列したもののようです。
しかも、満充電・容量ゼロ判断回路内蔵で過充電、過放電の心配が少し低下し面倒な回路を組まなくてよさそうです。(^ー^)

 

 

次回は、このバッテリを充電して放電してみましょう。

 

※今回のネタを使った結果は、自己責任です。
     内容に間違いやそんなにビビらなくていい等、情報ありましたらお教えお願いします。

ノードリグ

 

いままで使用していたノードリグの調子が悪いので

余っているリグを利用しようと動いたわけなんですが なにぶん古いリグなので純正のトーンスケルチユニットは簡単に手に入らない感じです。

f:id:JP3MFK:20140915095643j:plainで、ジャンク箱にある これまた古いトーンスケルチユニットを利用しようとやっておりましたが 何とかユニット自体は付けられました。 しかし スケルチオープンのノイズ音を常時このユニットに入れているため 目的の信号を受信していなくても 時々反応してしまいます。

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結局 ノイズスケルチとANDの回路を作らないとだめなんですが 74HC00なんか使うのも負けた気がするので ディスクリートで組んでいます。

部品点数が増えると やっぱりHC00かな?と負けてしまいそうです。

 

 

マイクコードの割れ 裂け

アルインコとヤエスのマイクコード

使用期間は10年ぐらいでしょうか?

30年前のマイクコードはこんな様に マイクコードの被覆が割れたり

裂けたりするような物はなかったと思います。

材質が変わったのは明らかですが ここ最近のは改善されたのでしょうか??

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ひどいもんです。

 

TC-K555ESG の修理    たまには低周波も修理

カセットデッキの調子が悪いので見てくれとの事で 

やってきたSONYのTC-K555ESG

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重いです、、、 サイドウッド、アルミパネル、銅メッキシャーシと高級感たっぷり

 

で、電源は入りましたが カセットをインストして再生ボタンを押しても一瞬 ヘッドが上に行くのですが すぐストップです。

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メカデッキを取り出してよく見ると キャプスタンが回りません。

キャプスタンモーター基板を見ますと

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コンデンサー2個液漏れ しかも液がモータードライブのピンまで入ってます。こりゃドライブIC逝ってるのでは? 素直にコンデンサを交換しましたが 直りません。

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パターンをチェックすると切れています。3箇所ほど断線を確認しまして 補修で回転OKとなりました。 ICは逝ってなくてよかったです。

 

それから 再生チェックをすると ヘッドホン出力にかなりのノイズがあり ボリュームのガリかと思って基板を見たら

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またコンデンサ液漏れです。しかもドライブICのピンにべったり・・・

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シンナーで洗浄+コンデンサ交換です。 ノイズはばっちり直りました。

 

せっかくメカデッキをバラしているので

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高速回転時異音がするので リール台軸にグリスを塗布 

 

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振り子のギアーの軸穴にオイルを塗布。 (グリスにするか迷った)

 

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誤消去防止爪 折っていないのに録音動作にならなかったので 検出スイッチの接点の掃除。

ベルトは、2個使っていますが ひび割れや伸びなどがありませんでしたので アルコールで掃除しておきました。固有の部品なので 取り寄せたいのですが もうメーカーには無いようです。

 

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キャプスタンフライホイル軸の掃除とオイル塗布。ピンチローラ アルコール清掃 ヘッドは、磨耗溝見られず 付属のカセットテープの再生音質からアジマスなどの調整ねじ3点は いじらず無調整。

ヘッドの3点ねじは、アジマスだけでなく、テープ走行系に大きく影響する感じでしたので いじるとヤバイと判断。

 

 

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操作ボタンも 任意の操作と異なる動きをする誤動作していましたので 交換しました。 手持ちのボタン部品 高さが違うのでニッパで切って調整。

 

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交換した部品はコンデンサとスイッチでした。 紫色のコンデンサは再生・録音基板にもあり 液漏れしていましたので クリーニングと交換が必要でした。

他は、フロントパネル右にあるスイッチなどの接触不良ですが、簡単に接点復活剤を使用しました。今のところガリなしです。

 

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数時間 自己録→再生テスト 無音時ヒスノイズが聞こえますが いい音出しています。 どれぐらいまで 大きい音でひずみ無く録音できるのか 3ヘッドなので録音しながら調整できます。 バイアス調整もできるのも高級機ならではです。

 

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表示パネル+スイッチ群  質感カッコよすぎます!!

 

 

学生時代を懐かしく思い出す作業でした。

 

 

おわり

PLLの原発にPLLを使ってはいけない

消費税値上げの前とは言いませんが きっかけで高周波の発信機を購入しました。

ぴるるPLL43BL

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F 35~4400MHz out -4~+5dm

前からほしかったんですが ついに購入しました。

で、これ電源入れてすぐ電波が出るかというと 簡単にいきません。

PLL発信器なので基準クロックが要るのですが、これは内蔵されていませんので

別途、用意する必要があります。

で、秋月から10MHzのオシレーター 

クリスタルオシレータ(10MHz)SG-8002DC(5V)をチョイス

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小型でVCCをつなぐだけで10MHzを出力する便利なコレをぴるるにマウント

 

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ぴるるの表示のアンロックが消え 表示の周波数で電波が出てそうです。

 

・・・・・・あれ? なんかFM復調でノイズっぽい

・・・あれ高い周波数になるほど オーバーデヴィエーションな感じ

430MHz以上のFでは、Sメーターは振るが スケルチは開きません

スケルチをオープンさせるとノイズが復調されます。

 

初期不良か?

低い周波数ほどノイズが少なく 高い周波数ほどノイズが多いことから 

原発(基準クロック)に位相ノイズが載っている事になります。

PLL

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左のinputからは今回の10MHzの原発 それ以外はぴるるに内蔵されています。

PLL回路を作るうえで注意しないといけないのは

Analog Filter(LPF)のできと

原発の純度です

LPFは、比較周波数の出力のパルスをいかに適したDCにするか 

VCOの感度やパルスの幅などを考慮して設計しないと PLLアンロック(ジッタ)になったり比較器のパルスが漏れてVCOに変調されたり(リファレンスリーク)と難儀します。 今の無線機はVCOに変調をかけているタイプが多いのでLPFがあまり深すぎると もごもごしたこもった声になってしまいます。LPFを浅くするとロックしにくくなったり リファレンスリークが多くなり近傍スプリアスの原因になります。安物のPLL-FMトランスミッタの音質とLCタイプを比べるとLCタイプの方が音質がいい理由はここにあります。

 

最近のトランシーバーを送信状態にした直後 受信機側では「キーーン」と聞こえますが比較周波数(ステップ)の漏れ音です。 高速スキャンなど色々な機能がある無線機では仕方ない挙動です。 しかし送信直後の「キーン」音は 数秒で消えますね。周波数が固定される頃の時間でLPFが深くなる仕組みになっているのでしょう。よく考えられています。 したがって、「キーン」音が出っぱなしの時はLPF回路がおかしいと判断できます。

 

原発の基準周波数は、周波数の正確性になります。

基準周波数(Ref)とプログラムデバイダ(分周期)との比較をLPFでVCOをコントロールしますから・・・・・

Ref-10Mhz  分周期が1/2であれば 10*2=20MHzがVCOから出ている事になります。実際にはRefの10MHzは分周され比較器に入っていますので 10kHzステップとすれば・・・

  Ref                    *   分周値=VCOのF  

(10MHz/1000)*5101=51.01MHz

(10MHz/1000)*14401=144.01MHz

(10MHz/1000)*43301=433.01MHz

(10MHz/1000)*129501=1295.01MHz

むー便利!

が、しかし基準がずれていると

(10.001MHz/1000)*5101=51.015MHz

(10.001MHz/1000)*14401=144.0244MHz

(10.001MHz/1000)*43301=433.0533MHz

(10.001MHz/1000)*129501=1295.1395MHz

50MHzであればなんとか51.01MHzで受信できそうですが 144以上の周波数では大きく異なった周波数になってしまい 設定周波数が高い、分周値が高いほど誤差が大きくなる事がわかります。

また、ジッタも分周値の乗算になり値が大きいと大きくジッタされます。位相ノイズであるジッタはFM変調されるので今回の結果になったと思われます。

PLLは回路をよく設計製作し 基準クロックの正確度 最適なLPF リファレンスリークやジッタの少ないものが要求されます。

 

基準(Ref)に選んだコレ

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よくWEBを見ますと

エプソントヨコムのDIPタイプ水晶発振器です。
■発振周波数 10MHz
■電源電圧:DC4.5V~DC5.5V
※周波数許容偏差:B(±50x10-6
※本水晶発振器は、水晶発振の源振からPLL(Phase Locked Loop)回路により、必要な周波数を作成しています。

 なんと PLL発信器!! 水晶発振器です にひっかかりました

今回の要求されたクロックは出てなさそうです・・・・・・

無線機やDACのマスタークロックには使えません

まータイミングに厳しくないワンチップCPUに使う程度でしょうか・・・

 

(水晶発信タイプを探します)

 

おわり

地デジトランスミッタ ?

当研究所?に 地デジジェネレータが持ち込まれました。

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むー コレでミニ地デジ放送局ができそうかと いじくってみましたが

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そんなに甘くありません!カラーバーなどの内蔵ジェネレーションはOKですが 任意の動画は、端子にNTSC/DHコンポーネント信号を入力してOKとは行きません。

MPEG2-TS信号を用意しないとだめで リアルタイムにTS信号にエンコードする機械ってあるんでしょうか??

 

 

 

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DVB-ASI端子がそれを入力するものです。

HD-SDIやら聞きなれない言葉が出てきます。

ホームセンターに地デジトランスミッタが売られていない理由が良くわかりました。

とりあえず今日はここまで。