ダイワ リニアアンプ LA-4040R 修理

また、修理の要請が来ました

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本体

 

修理というより点検な感じで来たのですが、希望 使用する周波数に対して最良点にしてほしいとの事。

さすが遠距離QSOを狙うハンターだけあります。

確かに430は10Mの幅があるので、最良点は希望のFまで持っていけると

思いますが・・・

なんか、近くにレピータとかあると抑圧を受けるみたいです。

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基板

 

手を入れる前にチェック
定番のG4Y-152P リレーが定番の接触不良です。

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G4Y-152P

 

蓋開けて接点をみたら

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接点

黒く汚れています。プリアンプONにしてもゲインが上がらなかったです。

掃除してピカピカで元に戻し、正常に機能してるのを確認しました。

※リレーは新品があれば交換をお勧めします。

 

 それ以外は特に問題は見られません。パワーは少弱いかな?程度でした。

 

希望されてる周波数が低いので、そこに合わすのには調整だけでは余裕が無いように感じました。

写真のようにプリアンプ回路のインダクタンスを少し増やしました。

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マッチング

 

このピークを、真ん中にもっていきます。

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調整前

 

なんとか、、、

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調整後

ゲインは17dBぐらいかな?簡易な測定器なので10以上はあると思います。

でも当方は、アンテナ直下でない卓上のプリアンプはあまり期待してないのです。

 

 

当方、正確に5wを出せる機械が無かったので正確には測れませんでしたが

0.7W入力で11Wの出力になりました。

プリアンプ起動時の入力インピーダンスが50オームより少し低いのですが

同軸ケーブル色々で最良点に合わせてもらうことにしました。

 

430は帯が高いので低い方にもっていくのはそんなに難しくなかったかな?

な調整でした。

 

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交換部品

輸送用梱包ですが

35cm平方の段ボールに入ったので、輸送中の破損はなかったと思います

現に不具合は聞いてません。

 

 

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NVNA

入出力回路の調整ではこれが便利に役に立ちました

 

終わり